贈り物?

2003年7月7日

「笑える話があるんだ。」
朝、彼が楽しそうに私に言った。
話を聞いて確かに笑ってしまった。面白すぎる。

***

彼の妻は、彼の不倫発覚をきっかけに、彼の両親と
険悪な仲となっている。もっとも、結婚当初から
なさぬ仲で、お互いに嫌い合っていたのだが。

私との不倫発覚当時、妻は彼の両親に向かって、
彼の悪行を暴露した。彼を責め、自分を正当化する
ばかりの妻の姿を見て、元々妻に好印象を抱いて
いなかった両親は、彼をかばった。彼の不倫は
妻と彼の両親が、お互いに燻らせていた嫌悪感の
発火剤となった。

これをきっかけに彼の親は、可愛いさかりの孫に
会えなくなった。盆も正月も、妻は彼の実家に出向く
ことを拒絶した。妻が嫌がるならと、彼と子供だけで
顔を出そうにも、妻はあらゆる手段で阻止し続けていた。
あらゆる手段・・・そう、時には、我が子の手を力任せに
引っ張り続けることで・・・。彼は断念するしかなかった。

「夫婦としてやり直すと言え!
さもなくば、あんたの親と子供は会わせない!」
・・・と、まぁ、これが奥様の言い分らしい。

それでも奥様はちゃっかり自分の実家には出向いている。
盆も正月も。彼は可愛い我が子が、おじいちゃん・おばあちゃんに
会えるのだから・・・と、自分の親をないがしろにされていても
妻に同行し、妻の実家に顔を出していた。そんなこんなで、
彼の両親は妻を激しく嫌悪しているのが現状だ。

***

さて、そこで今朝の「笑える話」である。
なんと、彼の両親宛に妻の名前で「お中元」が届いたのだ。

失笑・・・。

電話一本も寄越さず。
手紙の一通も届けず。
品物にメッセージを添えるでもなく。
ポイ、と品物を送りつけてきて、機嫌取りしたつもりの奥様・・・。

見ていられない。
恥ずかしすぎる。
もう少し、やりようがあるでしょうに。
嫌味で送りつけてきたなら、なかなかのモノだけど、
奥様はきっと「どう?私って気が利くでしょ?」と
悦に入っているはず。頭が痛い・・・。

彼の父親は「送り返せ!」と怒り、
彼の母親は「わざとらしい人ね」と呆れていたそうである。

調停を起こされたから、お中元ですか?それとも
別居生活に突入したことで、彼がお世話になっているお礼?
つくづく馬鹿な人。マシな言い方をすれば「不器用な人」かしら。
単純で解りやすい人、とも言うわね。

調停や裁判沙汰にまでなって、形勢不利だからと今更
彼の親に取り入ろうったって、状況が悪すぎるのよ。
どんな時にも、どんな人でも味方につけておいて損はないのに。
あなたは、ここに至るまでのやり方を間違えたのよ。
迂闊で”ずさん”で、軽率(笑)今まで放置していたのに、
急に彼の親が味方に付くなんてありえないのよ、おほほ。

「モノに罪は無いんだからもらっておけば?
 『二度と要りません』と書き添えた礼状でも送ればいいよ。」
とは彼の弁。その程度の出来事、ただそれだけの事。

私には届け物はないのかしら。うふふ。

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