第二回調停

2003年6月19日
二度目の調停が終わった。

妻は離婚の意志なし。
夫は婚姻継続の意志なし。
双方譲らず → 不調。
残る課題は、別居中の婚姻費用負担額決定のみ。

・・・・と、彼の話では、こんな感じで終わったそうだ。

あら、ダメよ、ダメダメ。
流れ作業みたいに、調停委員に促されて「ハイ、終了」じゃ
調停の意味なんてないじゃないの、ダーリン。

彼は言う。「調停委員は、あくまでも事務的で、結果は
『不調』だと言うんだ。だから後は心証を良くするために
充分な婚姻費用の負担をして、裁判するしかないよ。」

ダーリン。あなた、それで素直に帰ってきたって言うの?
調停委員の言いなりになって?
私は苛立ちを感じてジリジリした。といっても、
「離婚できないの!?キーッ」という苛立ちではない。

ありとあらゆる策を弄して、妻を追い詰めようとする気概に
欠けている彼の姿が歯痒いのだ。

『不調』という結果が見えているんだから、何をしても
同じことだ、・・・というのが彼の言い分。

アハハ。だったら調停なんかしないほうがマシ。
婚姻費用の負担と銘打って、無意味に妻にお金を渡し続ける
約束をさせられるだけじゃない。馬鹿みたい。

あのね、ダーリン。
結果は不調、それは結構。でもスゴスゴと調停を終えるなんて
奥様の思う壺なのよ。いい?調停委員の前で、奥様の馬鹿さ加減や
支離滅裂さ、卑劣さや心の汚さを暴露するぐらいの意気込みで
臨まなくちゃダメよ。どうしてだかわかる?

これまで奥様は、いかにも自分の言い分が正しいかのように
言い募ってきたでしょう?それが第三者(この場合調停委員)の
目にどう映るのか、実際に奥様に感じさせるべきなのよ。それに
他人の目があるところでは、いくらあの馬鹿な奥様でも、ヒステリックに
話を済ませることは出来ない。ヒステリックに叫び出したら、それもまた
一興だし・・・。ね?

調停委員は、サッサと終わらせようとするかもしれない。
でも、実際に何度も調停する夫婦は居るのよ。もう少し
粘ってみてもいいんじゃないの?

噛んで含めるように私が言うと、彼は言った。
「うーん。そうか。調停委員は、話し合いに立ち会って欲しいと
いうならそれでも構わない、と言ってたな・・・。」

ほらね、肝心な部分を飛ばしてどうするのよ、まったく。
妻の醜態を露呈するような、わくわくする見せ場もナシに調停を
終えるなんて、面白くも何ともないわー。

あーら、失礼、観客が舞台に参加するなんて無理よね♪
引き続き楽しむことにしましょう。ダーリン頑張ってね。

彼は「レイコ、代わりに行ってくれないか?俺は、苦手だよ」と
困惑の表情だった。そうね、あなたは「ああ言えばこう言う」ような
粘着質な性格ではないものね。お人よしで素直過ぎるのが玉に瑕・・・。

いいじゃない、何度も『次回持ち越し』を繰り返しましょうよ。
そう、軌道修正のための作戦会議は、彼と私で何度もすればいい。
このまま終わってしまったら、日記のネタにもならないじゃない、うふ。

ダーリン、あなたの全てを愛しているわ。
今夜はゆっくり休んでね。

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