哀れな奥様

2003年3月1日
彼は家に入れる生活費を、先月よりも減らした。
私の思惑通りにね。そう、私たちの未来のために(笑)

妻から彼にメールが届いた。

百万円借りるという馬鹿な提案を彼に一蹴され、
また別の方策を練ったらしい。

「あなたの親と同居して、子供の面倒を見てもらい、
私が仕事に出る・・・というのはどうでしょうか。」

奥様、たいへんよくできました、はなまる。
前の提案に比べれば、大きく進歩したわね。

それにしても、哀れね。

妻は彼の両親と犬猿の仲だ。彼の不倫騒動からこっち、
以前にも増して険悪な仲となり、今や顔も合わさず口も
聞かないという関係なのに、同居を言い出すなんて驚いた。

奥様。余程、切羽詰っているのね、可哀想に。
彼の親と同居することで離婚への道を絶とうと考えたのね、
でも世の中そんなに甘くはないのよ。

彼はそのメールを読んで激怒していた。
今まで、彼の親をさんざんないがしろにしてきたのに、
妻の勝手な都合(離婚したくない、楽して働きたい等)で
いいように利用しようとするその根性に、心底憎しみを
感じたようだった。

でも私の考えは少し違う。

この提案を見れば解るが、妻は相当追い詰められている。
どんな手段を取ってでも離婚を阻止しようとしているのだ。
ふん(笑)ちょうどいいじゃないの。彼の両親と同居して、
ますます追い詰められるといいんだわ。
どうせ思いつきで提案しただけなんだから、覚悟なんて
出来てるはずないんだもの。あの妻が、あの両親のもとで
良い関係を保つなんて到底無理よ。

彼のお母様が、ちゃんととどめを刺してくれるはず(笑)

・・・・まぁ、そんなワケにはいかないのは解っている。
妻の提案を、彼の親が知ったら彼以上に激怒するだろう。
 
 
そして今日彼は自宅に戻った。
私たちの輝かしい未来に乾杯。


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