奥様の名案(2)

2003年2月27日
(つづき)

その昔、彼ら夫婦は、今の家を購入するときに、妻の親から
100万円どころではない大金を借りたのだ。
やがて彼の稼ぎがどんどん増えて、贅沢の限りを尽くす生活が
始まっても、彼らは返済しようとしなかった。お気楽なことだ。

そうするうちに彼と私が出会い、その関係が妻に露見したのだが、
妻は報復のように、「私の親にお金を返しなさいよ!」と彼を
責めはじめた。女と遊ぶ金があるなら、返せ!というワケだ(笑)

一見まともな理屈に思えるが、全く筋が通っていない。
何十万円もするワンピースやニットを平気で購入し、贅沢三昧の
食事に舌鼓を打っていた妻にだって、返済の機会はいくらでも
あったのだ。そもそも、親から借りたのは彼ではなく彼ら夫婦
なのだから、妻が彼に向かって「親に返済しろ」なんて言うのは
理屈が通らない。それこそ家計を管理している妻が、毎月
きちんと返済していれば、とっくに返し終わっていたはずではないか。

妻との縁を切りたいと強く願うようになっていた彼は、妻の親への
返済をさっさと終えて、すっきりしようと決意した。そして2年の
歳月をかけて支払いを終えたのだ。その2年の間、妻は何一つ
協力せず、「私の親も苦しいのよー。早く返してあげてねー。」と
意地悪く圧力をかけてくるだけだったが、彼は黙々と働き、
返済を終えたのだ。ブラボー、ダーリン♪

で、馬鹿妻である。

あれほど嫌味たらしく「私の親に返してよ〜」と、
まるで切り札のように彼を責め続けていた妻が、
ここへきてまた「親にひゃくまんえんかりてー」などと
ほざいているのだ。

会社にトラブルがあって、収入が思わしくないときでも
「親の生活だって苦しいのよー」と、あれほどまでに返済を迫った
妻が、また「親にお金をかりてー・・・」と言うなんて、
いったいどういう頭の構造をしているのかと呆れてしまう。

家の売却をしないで済む方法を考えるとなれば、普通の
妻ならば「私が仕事に出て、足りない分はカバーします」
程度のことは考えるだろう。

奥様。あなたの「案」とやらは、世間様じゃどう表現するか
教えて差し上げるわ。

「他人のふんどしで相撲を取る」っていうのよ。

3月からの春場所が楽しみね。
奥様はちゃんと土俵に立つのかしらね。

うふふ♪

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