彼は神妙な顔つきで私の話を聞いていた。
そして静かにこう言った。
「レイコがそんな風に言うとは想像していなかった」と。
彼は、私も新しい「別宅」に移ることを望んでいると
思っていたという。

見損なわないで欲しい。
私は恋愛という次元を超えてダーリンを愛しているのよ。
脳天からハートを撒き散らして、彼といちゃつくことしか
考えていない、お気楽不倫チャンと同じにしないで欲しい。

利用できるものは利用しなくちゃ。
家政婦雇ってると思えば妻なんてどうってことない。
いろんなことを考えたら、今はこうするのが一番だ。
妻にできることはさせて、効率よくコトを進めなければ。
いささか給料が高すぎる感は否めないけれど。
まぁ、「勤続年数」を考慮して、よしとしよう(笑)

彼は、周りの人間に私との関係を公言していて、妻と半別居
状態にあることも打ち明けている手前、今自宅に戻るとなれば
私との関係についてあれこれ詮索されるのは間違いないだろう。

説明するのは面倒だから、別れたことにでもしようかしら。
私の思惑を話したところで、所詮不倫オンナの遠吠えだと
思われるのがオチなんだから。人の目や噂なんて、捨て置こう(笑)

つまらないことを気にして、今の状態を続けても何も良いことはない。
彼が今の状態に満足しているのなら別だが、そうではない。
妻と別れたいと言い続け、邪険にしながらもダラダラと夫婦として
繋がっているなんて、見ている私もうんざりだ。

彼は家に戻ることで、私との関係が壊れるのではないかと
危惧している。私は彼に言った。

「あなたの気持ちひとつよ。
全てはあなたの行動にかかっているのよ。」

「よくわかっている。」と重々しく答えるダーリンは、とてもキュートだわ♪

フフフ、本当は関係が壊れるなんてありえないんだけど。
だって私はダーリンを愛しているもの。
でもこれぐらい言っておかなくちゃ、彼は流されてしまう。

というわけで、来月から彼は妻子のもとへ戻る。
離婚という課題を掲げて、意気揚揚と(笑)

オクサマ、彼をよろしくね♪
ダーリン、愛しているわ。うふふ。

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