私の望み

2003年2月7日
私が彼に望むことは何かと問われたら、即答できる。

離婚?
私との結婚?
彼の子供が欲しい…?

フフフ、全然違う。
そんなのはどうでもいいのよ。
離婚沙汰なんて、暇潰しのようなものよ。
子供?いいえ。

それよりもまず「彼」よ。

私が彼に望むこと、それは「彼が成功すること」だ。

私は強い男が好き。
雄々しく、尊大な男が好き。
成功する男が好き。

いや、少し違う。

愛する彼を私が強くする。
愛する彼を私が成功させる。

彼にはその力も人望もある。惜しむらくは、その優しさと
甘さが仇となり、今の位置に甘んじているのだが。

自分に甘い人間に成長はない。(彼の妻がその良い例ではないか)
彼もそろそろ成長する時期なのだ。別宅で散財し、暢気に浮ついて
いるのも、そろそろ卒業しなければならない。
妻の妨害で、自宅売却もままならず、その上別宅となれば
無駄なお金がどんどん消えていくばかりである。
そんなのは死に金だ。事業に活かしたほうがずっと良い。

また、今のままの彼では、人が見る眼も違うだろう。
別宅を構え、暢気な生活を楽しんでいるように見られることは
彼にとってマイナス要素だ。私は極力、彼のそういう部分を
表に出さないようにと、口を酸っぱくして言い続けてきたが、
もともと大らかな彼は、隠すということを知らないので
誰彼となく別宅に誘い、オーディオや酒を楽しんでいた。

ところが今や彼は重要な局面に居る。業界大手のある人物から
その力を買われて抜擢された。飛躍的な成長を期待できる
時機なのだ。これをフイにしてはならない。今は、まず仕事だ。

簡単なことだ。人に囁かれる悪いうわさの種は、刈る。
金銭面では、締めるべき所は締め、使うべき場面で正しく使う。
その第一歩が自宅に戻ること、だと私は考えている。

それなら真っ先に不倫を清算しろと言う声が聞こえてきそうね(笑)
ダメよ。ダーリンには私が必要なの。うふ♪

ところで。以前自宅で暮らしていた頃の彼は、諦めたような目で、
妻の言い分に従っていた。大事な仕事の約束も、妻の都合ひとつで
キャンセルする羽目に陥ったこともあったし、付き合いの大切さを知ら
ない妻に、何でもかんでも禁じられて、酒の席に出たことすらなかった。

でも昔の彼と今の彼は違う。

言うべきことは言い、拒否すべきは拒否し、自分のスタイルを
確立している。自宅に戻ればきっとあの妻がまた彼をあてにして
あれやこれやと用事を言いつけようとするだろう。彼女は進歩の
ない人間なのだから。

その時彼がどう出るかが楽しみだ。

だって。私が長い年月を費やして今の彼にしたんですもの。
私の作品、素晴らしいダーリン。愛しているわ。

そして私はこの考えを彼に話した。

(つづく)

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