愛しいダーリン

2003年2月1日
彼は昨日の夜から明け方まで、仕事絡みで飲んでいた。
別宅に戻ったのは今朝5時。自分の部屋で眠っていた私は
彼からのメールで起こされた。律儀な彼は、飲み会と
接待の首尾をメールで報告してくるのだ(笑)

私は中途半端な時間に起こされて、眠れないままパソコンに向かう。
調べものをしているうちに綺麗に夜が明けた。

今日は、彼が自宅(本宅)に戻る日である。
子供と参加する行事があり、彼は朝の9時には帰宅していなければ
間に合わない。私は時計を見た。きっと彼はまだ寝ていることだろう。

昨日、また意地悪く彼に質問した。「明日は帰るの?」と。
彼は俯いて答えた。「(子供には)いつも寂しい思いをさせて
いるから、週に一度の約束くらいは守ってやりたいんだ…。」

フフン、そんなのは自己満足じゃないの。
だったら寂しい思いをさせないように、毎日帰宅すればいいのよ。
帰宅しない日は、子供の存在なんて忘れているくせに。
週に一度の帰宅で帳尻合わせをしようなんて、ムシがよすぎるわ。

なーんて・・・これじゃまるで私が妻だわ(笑)

でも、本当は私が一番良く知っている。
ダーリンは、私のために(私のためだと信じ込んで)
こういう生活スタイルを貫いているのだ。
もちろん、妻と顔を合わせることが億劫で逃げている部分も
無いとはいえないけれど。

やれやれ。

予定に間に合うギリギリの時間になって私は彼に電話した。
寝ボケた声で電話に出た彼に、私は事務的に告げる。

「時間よ。もう起きないと間に合わなくなるわ。」

私が告げた時間に驚いて彼は飛び起きる。
そして、妻と子の待つ家に帰っていった。
 
どんな時も愛してるわ、ダーリン。
  

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