イベントよりも
2002年12月9日二人で過ごすクリスマスのために、彼はレストランを予約した。
食事だけではつまらないと言い、宿泊の計画も立てていた。
・・・・そして私は昨日、それら全てを断わった(笑)
どうしたって気持ちが萎えるんですもの。
彼の決めたレストラン、彼が決めたホテル、彼と過ごす時間・・・。
きっとパーフェクトだろう。今までだって、彼の演出がつまらないと
感じたことなど、一度たりともなかったのだから。
けれども今回ばかりは違う。
彼がどれほどの熱意を持って計画しようとも、
私の気持ちは沈むばかり。
「彼が許可する時間、彼の監視のもと、彼と過ごす時だけ」
さあ楽しみなさい!・・・と手札を差し出されても、気持ちは全く
浮き立たない。
束縛されている窮屈さが不快、という気持ちと
束縛しなければならない心理状態ながら、それでも私を
楽しませようとする彼の姿が痛々しい…、という気持ちが
混濁していて、どうにもスッキリしない。
彼が私の楽しみ方を指図しているような気もしてくる。
あれはダメこれはダメと制限をしておいて、彼が立てた計画は
恭しく有難く享受しろ、と言われているようだ。
気が滅入る。
彼の前でだけ笑い、彼とだけ話し、彼さえ居れば満足するなんて
私はそんな人間じゃない。確かに、そういう女を演じることも出来るし、
その必要性を感じればそうしてきた。だが、それは誰かに指図されての
ことではなく、自らの意思でそうしてきたまでのことだ。
今や彼は、暗黙のうちに私に要求しているのだ。
懇願といってもいいかもしれない。
「俺の為だけに存在しろ」と。
今まで私が、彼の用意した贅沢の数々を心の底から
堪能出来たのは、彼に何の邪心も感じなかったからだと
改めて気付く。純粋に彼は、私と楽しみたいと思っていたし、
私も、そういう彼と過ごすことがとても楽しかった。
今は違う。
彼の差し出すものに、彼の気持ちが滲み出ている。
―こんな贅沢をさせてやれるのは俺だけだ。
―俺と過ごす時間がどれほど幸せなものか、思い知らせてやる。
―他の誰かに目を向けなくても、これほどのものがここにあるぞ。
悲痛な叫びだ。痛々しいではないか。
例え彼が否定しても、「私が」彼の気持ちをそのように
受け止めてしまうことがモンダイなのだ。
今の私達は、とても微妙な関係だと言えるだろう。
・・・きっと彼は自覚していないだろうけれど(苦笑)
彼は私を信じることが出来ず、不安を感じている。
私は彼の気持ちを様々に勘繰り、焦れている。
そのような状態であるにも関わらず、無理矢理にクリスマスという
イベントを恋人らしく過ごし、二人の関係に射す暗い影を見過ごす
なんてことはしたくない。もちろん、彼のことを愛すればこそ、だ。
愛する彼と、うそ臭い芝居じみたクリスマスなんぞ過ごしたくはないのだ。
お互いが手に手を取り合い、心を委ねあえるまでにはまだ
しばらく時間がかかるだろう。いいじゃないの、ダーリン。
二人で乗り越えましょう。そうよ、目も当てられないような
酷い喧嘩をしながらでもいいのよ、
私たちが私たちらしい関係に戻る日を待つのよ。
私が好きな本来のあなたを待つわ。
あなたが曇りの無い心で私を見る日を待つわ。
・・・なんて大きい口叩いてますが、もともと私の浮気が
原因なんでしたね、これはシツレイ、おほほほほ(汗)
私はダーリンに言った。
私たちは、喪中のようなものよ。
しばらくイベントはお預けにしましょう。
喪があけて、すっきりしたら・・・
また素晴らしい時間を過ごしたいものね、ダーリン。
ダーリンですか?
私の言わんとするところを正確に受け止めている・・・とは
言い難いようです(笑)
だって。
渋々、食事と宿泊をキャンセルしたと思ったら
ダーリンってば、次は、私へのクリスマスプレゼントを
選ぶのに余念がないんですもの(苦笑)
愛しているわ、あ・な・た♪、
ええ、そんなあなたをね。心から(笑)
食事だけではつまらないと言い、宿泊の計画も立てていた。
・・・・そして私は昨日、それら全てを断わった(笑)
どうしたって気持ちが萎えるんですもの。
彼の決めたレストラン、彼が決めたホテル、彼と過ごす時間・・・。
きっとパーフェクトだろう。今までだって、彼の演出がつまらないと
感じたことなど、一度たりともなかったのだから。
けれども今回ばかりは違う。
彼がどれほどの熱意を持って計画しようとも、
私の気持ちは沈むばかり。
「彼が許可する時間、彼の監視のもと、彼と過ごす時だけ」
さあ楽しみなさい!・・・と手札を差し出されても、気持ちは全く
浮き立たない。
束縛されている窮屈さが不快、という気持ちと
束縛しなければならない心理状態ながら、それでも私を
楽しませようとする彼の姿が痛々しい…、という気持ちが
混濁していて、どうにもスッキリしない。
彼が私の楽しみ方を指図しているような気もしてくる。
あれはダメこれはダメと制限をしておいて、彼が立てた計画は
恭しく有難く享受しろ、と言われているようだ。
気が滅入る。
彼の前でだけ笑い、彼とだけ話し、彼さえ居れば満足するなんて
私はそんな人間じゃない。確かに、そういう女を演じることも出来るし、
その必要性を感じればそうしてきた。だが、それは誰かに指図されての
ことではなく、自らの意思でそうしてきたまでのことだ。
今や彼は、暗黙のうちに私に要求しているのだ。
懇願といってもいいかもしれない。
「俺の為だけに存在しろ」と。
今まで私が、彼の用意した贅沢の数々を心の底から
堪能出来たのは、彼に何の邪心も感じなかったからだと
改めて気付く。純粋に彼は、私と楽しみたいと思っていたし、
私も、そういう彼と過ごすことがとても楽しかった。
今は違う。
彼の差し出すものに、彼の気持ちが滲み出ている。
―こんな贅沢をさせてやれるのは俺だけだ。
―俺と過ごす時間がどれほど幸せなものか、思い知らせてやる。
―他の誰かに目を向けなくても、これほどのものがここにあるぞ。
悲痛な叫びだ。痛々しいではないか。
例え彼が否定しても、「私が」彼の気持ちをそのように
受け止めてしまうことがモンダイなのだ。
今の私達は、とても微妙な関係だと言えるだろう。
・・・きっと彼は自覚していないだろうけれど(苦笑)
彼は私を信じることが出来ず、不安を感じている。
私は彼の気持ちを様々に勘繰り、焦れている。
そのような状態であるにも関わらず、無理矢理にクリスマスという
イベントを恋人らしく過ごし、二人の関係に射す暗い影を見過ごす
なんてことはしたくない。もちろん、彼のことを愛すればこそ、だ。
愛する彼と、うそ臭い芝居じみたクリスマスなんぞ過ごしたくはないのだ。
お互いが手に手を取り合い、心を委ねあえるまでにはまだ
しばらく時間がかかるだろう。いいじゃないの、ダーリン。
二人で乗り越えましょう。そうよ、目も当てられないような
酷い喧嘩をしながらでもいいのよ、
私たちが私たちらしい関係に戻る日を待つのよ。
私が好きな本来のあなたを待つわ。
あなたが曇りの無い心で私を見る日を待つわ。
・・・なんて大きい口叩いてますが、もともと私の浮気が
原因なんでしたね、これはシツレイ、おほほほほ(汗)
私はダーリンに言った。
私たちは、喪中のようなものよ。
しばらくイベントはお預けにしましょう。
喪があけて、すっきりしたら・・・
また素晴らしい時間を過ごしたいものね、ダーリン。
ダーリンですか?
私の言わんとするところを正確に受け止めている・・・とは
言い難いようです(笑)
だって。
渋々、食事と宿泊をキャンセルしたと思ったら
ダーリンってば、次は、私へのクリスマスプレゼントを
選ぶのに余念がないんですもの(苦笑)
愛しているわ、あ・な・た♪、
ええ、そんなあなたをね。心から(笑)
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