彼の言い分

奥様のメールは相変わらず彼に届きますが
少しパターンが変わってきました。
今までは高飛車に命令するか、悲劇のヒロイン調でしたが
最近は「駄々っ子をたしなめる母」モードのようです。

「我侭言ってないで、大人になりなさい」とか
「子供のことを一番に考えましょう」とか
メールだけ見れば「出来た妻」だと勘違いしそうな
雰囲気を醸し出しています。

そんな言い回し、どこで覚えたのかしら？
えらいわねー、おりこうさんねー、よちよち（笑）

でも彼は一笑に付すだけのこと。
なぜなら奥様は、もっともらしいことを書き連ねてはいますが、
すべて彼に「してください」と命令しているに過ぎないんですもの。

「あるべき姿」とやらを説くだけで、自分では全く動こうとはしない。
それどころか、彼が応じなければ、「あるまじき行動」に出るんだもの。
そう、子供をいじめたり、家事を放棄したり、仮病を使ったり・・・
ああ、書ききれない（笑）

彼の言い分はこうです。
「そこまで偉そうなことを説くんだったらまず自分が行動しろ」
そりゃそうですよね。理屈ばかり並べて、彼が奥様にとって
居心地の良い環境を作り上げなければ、自分は変わらない・・・
なんて、傲慢もいいところです。

あのね奥様。
奥様がおっしゃっているのはこういうことなの。

抱きしめてくれたら優しくしてアゲル。
キスしてくれたら食事も作ってアゲル。
セックスしてくれたらおふとんで寝かせてアゲル。

・・・馬鹿みたい。

優しくしてくれなくていいし
食事の支度もしなくていいし
おふとん出してくれなくてもいいから
「別れてください」と彼は思ってます（笑）

そうそう。
奥様からのメールにこんなことが書かれてありました。
「人を愛するということは、相手がどうしてほしいのかを
察してあげて、その通りにしてあげることです」と。
（読みやすいように「翻訳」してありますが）

彼はすかさず返事を送信しました。
「だったら別れてください」

（笑）

あーら。
察しているのにその通りにしてあげないなんて、
奥様ったら彼を愛してらっしゃらないの？（笑）