参観日
2002年10月25日朝、彼が私に言った。
「今日の午後、少し抜け出して子供の参観に行ってくる。
一時間ほどだから、すぐ戻る。」
理解あるレイコさんは笑顔で「行ってらっしゃい」と
手を振り、気持ち良く彼を送り出しましたとさ、めでたし。
・・・なワケ、ないのです。
昔に比べれば、父親の育児参加が盛んになったとはいえ、
平日の真昼間に仕事を抜け出して小学校の参観日に出る
父親は、そう多くないだろう。
それを彼はあえて行くというのだ。
大嫌いな妻、すぐにでも離婚したい妻と連れ立って…?
妻の得意げな顔が目に浮かぶ。
ダメダメ、そんな期待させちゃうと、またオクサマ勘違いして
話がややこしくなっちゃうじゃないの。
あ、もちろん嫉妬なんかじゃないですよ。
そもそも、彼はいつ参観があることを知ったのか?
そして、いつの間に出席することに話が決まったのか?
私のシナリオには、「○月○日、妻と揃って参観日に出席する。」
なんて、どこにも書かれていないのよ。
勝手にアドリブを入れるなんて、ぶち壊さないでよ、ダーリン。
私は彼に聞いた。
「どうして参観に行くの?」
『子供が喜ぶからと思って・・・。』
「子供はパパが参観に<だけ>来てくれるよりも
毎日帰ったほうが喜ぶと思うんだけど。それをしないのはなぜ?
逆に、平日に仕事の手を止めてまで行くのは、なぜ?」
彼は私の不穏な雰囲気を察して不機嫌になる・・・。
私が理屈を並べ始めたということは、少なくとも
彼の提案を、私が面白くないと感じていることは明白だ。
面白くないのは当然だ。
陰でこそこそ妻と連絡を取り合っていたなんて
知〜〜らなかったわ!
・・・・という意味で面白くなかったというわけではない。
ダーリンが、コトの重大性や、離婚するということ自体を
全く理解していないし、認識もないということが
「面白くない」のである。
子供が喜ぶからという理由が最優先なのであれば、
毎日きちんと帰宅すればいいし、離婚なんて考えるのも
よせばいいに決まっている。
この場合、彼が参観しようとした理由は簡単だ。
彼自身は自覚していないが
・子供に対して日頃の後ろめたさを払拭できる
・妻の怒りに対しては、緩衝材になる
・参観は私に対する「大義名分」、気兼ねなく上記2点を達成できる
こんなところだろう。
離婚交渉の真っ只中には、愛情の中途半端な埋め合わせも、
その場しのぎの緩衝材も、まったく必要ない。
ましてや私に対する大義名分なんて、見え透いていて
滑稽過ぎるではないか。
彼は「俺が参観に行くことは変なのか?」と私に聞く。
「どうしてそんなこと聞くの?変かもしれないと思うの?」と私。
こうして私は、ハッキリとした結論は出さず、
ただ彼に考えるきっかけと時間だけを差し出す。
最初は「ケチをつけられた」程度にしか考えていなかった彼、
極めて不機嫌だ。だが少し考え、やがて得心したように言う。
「参観はやめたよ。」
そして少し寂しそうな彼は、それでも私をかき抱き
キスをして「愛してるよ」と囁く・・・。
ダーリン私も愛しているわ。
喧嘩にならなくてよかったわ。
そこで私は自分を責める。
彼の子に心で詫びる。
彼に申し訳なく思い、切なさを噛みしめる。
そう、不倫の醍醐味を味わうのだ。心ゆくまで・・・。
自己陶酔の不倫チャンの良い見本とでもいいましょうか(笑)
悪い見本ですか?
彼が参観に行くと言った時点で、ギャンギャンがなりたて、
彼に「嫉妬」と受け止められるようなキレ方をしてしまうことですね。
オクサマと並んで参観に行くの!?許せないっ!
・・・・こんなのは目も当てられません。
そのあと彼と大喧嘩になり、不倫ってつらいのね…と自己陶酔。
よくあるパターンです。
まぁそもそも、不倫チャンに良いも悪いも無いんですけどね。
不倫チャンは悪者だと相場が決まってるんですから(笑)
ではごきげんよう。
「今日の午後、少し抜け出して子供の参観に行ってくる。
一時間ほどだから、すぐ戻る。」
理解あるレイコさんは笑顔で「行ってらっしゃい」と
手を振り、気持ち良く彼を送り出しましたとさ、めでたし。
・・・なワケ、ないのです。
昔に比べれば、父親の育児参加が盛んになったとはいえ、
平日の真昼間に仕事を抜け出して小学校の参観日に出る
父親は、そう多くないだろう。
それを彼はあえて行くというのだ。
大嫌いな妻、すぐにでも離婚したい妻と連れ立って…?
妻の得意げな顔が目に浮かぶ。
ダメダメ、そんな期待させちゃうと、またオクサマ勘違いして
話がややこしくなっちゃうじゃないの。
あ、もちろん嫉妬なんかじゃないですよ。
そもそも、彼はいつ参観があることを知ったのか?
そして、いつの間に出席することに話が決まったのか?
私のシナリオには、「○月○日、妻と揃って参観日に出席する。」
なんて、どこにも書かれていないのよ。
勝手にアドリブを入れるなんて、ぶち壊さないでよ、ダーリン。
私は彼に聞いた。
「どうして参観に行くの?」
『子供が喜ぶからと思って・・・。』
「子供はパパが参観に<だけ>来てくれるよりも
毎日帰ったほうが喜ぶと思うんだけど。それをしないのはなぜ?
逆に、平日に仕事の手を止めてまで行くのは、なぜ?」
彼は私の不穏な雰囲気を察して不機嫌になる・・・。
私が理屈を並べ始めたということは、少なくとも
彼の提案を、私が面白くないと感じていることは明白だ。
面白くないのは当然だ。
陰でこそこそ妻と連絡を取り合っていたなんて
知〜〜らなかったわ!
・・・・という意味で面白くなかったというわけではない。
ダーリンが、コトの重大性や、離婚するということ自体を
全く理解していないし、認識もないということが
「面白くない」のである。
子供が喜ぶからという理由が最優先なのであれば、
毎日きちんと帰宅すればいいし、離婚なんて考えるのも
よせばいいに決まっている。
この場合、彼が参観しようとした理由は簡単だ。
彼自身は自覚していないが
・子供に対して日頃の後ろめたさを払拭できる
・妻の怒りに対しては、緩衝材になる
・参観は私に対する「大義名分」、気兼ねなく上記2点を達成できる
こんなところだろう。
離婚交渉の真っ只中には、愛情の中途半端な埋め合わせも、
その場しのぎの緩衝材も、まったく必要ない。
ましてや私に対する大義名分なんて、見え透いていて
滑稽過ぎるではないか。
彼は「俺が参観に行くことは変なのか?」と私に聞く。
「どうしてそんなこと聞くの?変かもしれないと思うの?」と私。
こうして私は、ハッキリとした結論は出さず、
ただ彼に考えるきっかけと時間だけを差し出す。
最初は「ケチをつけられた」程度にしか考えていなかった彼、
極めて不機嫌だ。だが少し考え、やがて得心したように言う。
「参観はやめたよ。」
そして少し寂しそうな彼は、それでも私をかき抱き
キスをして「愛してるよ」と囁く・・・。
ダーリン私も愛しているわ。
喧嘩にならなくてよかったわ。
そこで私は自分を責める。
彼の子に心で詫びる。
彼に申し訳なく思い、切なさを噛みしめる。
そう、不倫の醍醐味を味わうのだ。心ゆくまで・・・。
自己陶酔の不倫チャンの良い見本とでもいいましょうか(笑)
悪い見本ですか?
彼が参観に行くと言った時点で、ギャンギャンがなりたて、
彼に「嫉妬」と受け止められるようなキレ方をしてしまうことですね。
オクサマと並んで参観に行くの!?許せないっ!
・・・・こんなのは目も当てられません。
そのあと彼と大喧嘩になり、不倫ってつらいのね…と自己陶酔。
よくあるパターンです。
まぁそもそも、不倫チャンに良いも悪いも無いんですけどね。
不倫チャンは悪者だと相場が決まってるんですから(笑)
ではごきげんよう。
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