妊娠すること。
2002年9月17日元来、彼はきちんと避妊する男だった。
私に自分の子を産んで欲しいと常々言ってはいたが、
それは彼が妻と離婚したあかつきには、という
前提条件が必ずついていた。
彼が子孫を残したいと思っているのなら、私は彼の子を
産むことを厭わない。もちろん、現状のままでも一向に
構わないと思っていたので、彼が望むならば避妊しなくても
よいとさえ思っていたが、彼はかなり慎重だった。
何が何でも避妊するというのはある意味「誠意」なのだろう。
だが、不倫チャンはそれを「不誠実」だと捉える風潮があるらしい。
妻には子供を産ませ、自分とセックスするときには完璧に
避妊する、そんな彼の姿が切ないんだとか。
切ない?
子供を「産ませてもらうこと」を愛だと勘違いしてることの方が
よほど切なくて滑稽に見えるのは私だけでしょうか(笑)
まぁいいでしょう。
ところで今回、旅行でホテルに宿泊した日は、排卵日
前後で、いわゆる「危険日」だった。
私が危険日であると彼に告げたとき、意外なことに彼は
「俺たちの子供を作ろう」と言ったのだ。
あら、一体どういう心境の変化なのかしら?
話がそれだけで終わっていたなら、私はきっと
この楽しそうな計画に賛成しただろう。
ところが彼は笑いながらこうつけ加えたのだ。
「妊娠したら、レイコはもう浮気なんて出来ないだろう」。
あーら、ダーリン(笑)
私の子は、浮気防止の道具ってわけなの?
冗談じゃないわ、まったく。
(もちろん彼は冗談のつもりだったに違いない)
冗談にせよ何にせよ、私は気に入らなかった。
赤ん坊が神聖なものだなんて綺麗事を言うつもりはないけど、
下心に同調して子供を産むほど私は暇でもなければ
お人好しでもない。付け加えて言わせてもらうならば、
浮気する気になりさえすれば、妊娠していようがいまいが
関係ない。浮気するときにはするのよ。
妊娠なんかで縛れると思ったら大間違いよ、ダーリン。
こんな風に彼が私の気に入らない発言をしても
私は、彼の妻のように、泣き喚いたり罵ったりはしない。
まずは、やんわりと彼を諭しにかかった。
「私は今通院してるし、お薬も飲んでいるのよ。
胎児にリスクのある状態での妊娠は出来ないわ。」
ところがそれでも彼は中で射精することを望んだ。
「妊娠しても産まないわよ。」
続けて私は少し意地悪な口調でそう言い、彼の様子を窺った。
救い難いことに、彼は私が中絶を考えるなんてありえないと
思っているようだった。今までのように、私が「あなたの子なら
迷い無く産むわ」と言い切ると信じて疑っていなかった。
ふん、好きになさいよ、ダーリン(笑)
射精したいならすればいいわ。
・・・結局、彼は私の中で果てた。
おあいにくさま、妊娠しても私は産まないわよ、
ダーリン。
ひどい女ですって?いいじゃない、不純な動機で
愛人を孕ませる男とお似合いだと思うわ(笑)
これからも仲良くやりましょうね、ダーリン。
ちょっとした幻滅は禁じえないけど、それでもほら、
こんなに深く愛しているのよ、うふふ。
私に自分の子を産んで欲しいと常々言ってはいたが、
それは彼が妻と離婚したあかつきには、という
前提条件が必ずついていた。
彼が子孫を残したいと思っているのなら、私は彼の子を
産むことを厭わない。もちろん、現状のままでも一向に
構わないと思っていたので、彼が望むならば避妊しなくても
よいとさえ思っていたが、彼はかなり慎重だった。
何が何でも避妊するというのはある意味「誠意」なのだろう。
だが、不倫チャンはそれを「不誠実」だと捉える風潮があるらしい。
妻には子供を産ませ、自分とセックスするときには完璧に
避妊する、そんな彼の姿が切ないんだとか。
切ない?
子供を「産ませてもらうこと」を愛だと勘違いしてることの方が
よほど切なくて滑稽に見えるのは私だけでしょうか(笑)
まぁいいでしょう。
ところで今回、旅行でホテルに宿泊した日は、排卵日
前後で、いわゆる「危険日」だった。
私が危険日であると彼に告げたとき、意外なことに彼は
「俺たちの子供を作ろう」と言ったのだ。
あら、一体どういう心境の変化なのかしら?
話がそれだけで終わっていたなら、私はきっと
この楽しそうな計画に賛成しただろう。
ところが彼は笑いながらこうつけ加えたのだ。
「妊娠したら、レイコはもう浮気なんて出来ないだろう」。
あーら、ダーリン(笑)
私の子は、浮気防止の道具ってわけなの?
冗談じゃないわ、まったく。
(もちろん彼は冗談のつもりだったに違いない)
冗談にせよ何にせよ、私は気に入らなかった。
赤ん坊が神聖なものだなんて綺麗事を言うつもりはないけど、
下心に同調して子供を産むほど私は暇でもなければ
お人好しでもない。付け加えて言わせてもらうならば、
浮気する気になりさえすれば、妊娠していようがいまいが
関係ない。浮気するときにはするのよ。
妊娠なんかで縛れると思ったら大間違いよ、ダーリン。
こんな風に彼が私の気に入らない発言をしても
私は、彼の妻のように、泣き喚いたり罵ったりはしない。
まずは、やんわりと彼を諭しにかかった。
「私は今通院してるし、お薬も飲んでいるのよ。
胎児にリスクのある状態での妊娠は出来ないわ。」
ところがそれでも彼は中で射精することを望んだ。
「妊娠しても産まないわよ。」
続けて私は少し意地悪な口調でそう言い、彼の様子を窺った。
救い難いことに、彼は私が中絶を考えるなんてありえないと
思っているようだった。今までのように、私が「あなたの子なら
迷い無く産むわ」と言い切ると信じて疑っていなかった。
ふん、好きになさいよ、ダーリン(笑)
射精したいならすればいいわ。
・・・結局、彼は私の中で果てた。
おあいにくさま、妊娠しても私は産まないわよ、
ダーリン。
ひどい女ですって?いいじゃない、不純な動機で
愛人を孕ませる男とお似合いだと思うわ(笑)
これからも仲良くやりましょうね、ダーリン。
ちょっとした幻滅は禁じえないけど、それでもほら、
こんなに深く愛しているのよ、うふふ。
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