週末、彼は妻と話したという。

妻は聞く耳持たずという状態で、彼が何をどう言おうとも
「子供をもう一人作れば愛してくれる?」などと
相変わらず的外れな返事をして、彼を脱力させているらしい。

もしもし?オクサマ?
彼、別れたいんですよ。
子供が欲しいなんて言ってませんよ?
理解できませんか?
頭、悪いんですか?
そうですか、そうでしょうね。

・・・妻にとって子供というのは夫の愛を得るための道具、
もしくは人質でしかないらしい。

当然ながら、彼は妻の空想もどきの言い分に付き合うのには
辟易していて、やはり聞く耳持たず。

お互いに自分の言い分だけを言い募っているのだから、
彼ら夫婦は、解決の道どころか糸口すら掴めない。
いつまでたっても見通しは立ちません。

そこで彼は作戦を変えたそうです。

ただ別れたいと言うだけでは、無理がある。
ここはひとつ「愛する女が居る」ことをほのめかして
諦めさせようと閃いた。
・・・彼は意を決して妻に告げたそうな。

きゃー、コワイコワイ、
オクサマったら発狂しちゃうんじゃないの?

ところが意外にも、妻は冷静に聞いていたそうです。
そして、こう言いました。

「別の人を愛していてもいい。それでもいいから、
私のこと、少しでも愛してほしい」

ま!オクサマったら・・・。
私、心を打たれてしまいました。ジーン…。

話は飛びますけれど。

私が例の「いい男」と浮気したとき、彼に言ってみたんです。
「あなたのことは愛しているけど、あの人のことも好きなの。
それじゃダメ?」・・・彼は言下に「ダメ」と拒否。
(妻の言葉、彼にも見習って欲しいくらいだわ)

そうですね。
オクサマは彼も真似できないほどの深い愛で
彼を愛しているのです。ブラボー!

なのに彼ときたら、妻の感動的なセリフに対して、
いとも簡単に「そんな器用な真似はできない。無理だ。」と
言い捨てたそうで。

「オクサマ、お気の毒ね・・・」

伏目がちにそう言う私を、彼は笑顔で抱きしめながら
「俺が愛しているのはレイコだけだ」と囁くのでした。

そして、暗い雰囲気を打ち消すように、
「俺って魅力あるからモテちゃって」なーんて
おどけて言うもんだから、私ったら思わず真顔で
「あのオクサマにモテても、誰も羨ましがらないんじゃ…」と
答えてしまいましたのよ、うふ(笑)
彼、「それは言える…自慢にならないナ」と認めてました。

そうそう!「離婚届はどうなったの?」と聞いてみた。
「あの手はもう少し取っておく。切り札だ」と彼。

あら、つまらないわね。
まぁ彼には彼の作戦とやらがあるんでしょう。

離婚って大変なのね。
そんなに頑張らなくてもいいのに。
でも、彼が頑張りたいと言うので見守りたいと思います。

愛してるわ、ダーリン♪

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