優しさは罪。

2002年8月29日
彼は優しい。

その優しさたるや、私みたいな意地悪でひねくれた人間には、
奇異に映る程、徹底している。

「俺達の関係に遠慮はいらない」と彼は言い、まるで娘を
猫可愛がりする父親のように、至れり尽くせり…。

ま、私はちやほやされて有頂天になるような馬鹿ではないので
そこは感謝しつつ、遠慮と慎み深さを忘れたことはないつもり。
(うふふ)

献身的な彼を見ていて、ふと思う。
「ああ、オクサマはこれでイカれちゃったのね」。
妻は、彼の「甘やかし」が原因で、廃人化したのかもしれない。

彼の妻は、長い時間を彼と過ごすうちに、彼の優しさを
当然のことだと思うようになっていったようだ。
感謝の気持ちを忘れ、「ありがとう」の言葉すら惜しみ、
与えられることに夢中で、与えようとはしなかったのだから。

まさに妻は増長していったのだ。

彼の趣味を禁じ、彼のしたくないことを強制し、思い通りに
ならなければ、徹底的に拗ね、荒れ、彼をてこずらせた。

やがて彼は、自分の意志を越えて、妻に尽くさねばならなく
なっていった。

妻は彼を責めるときに必ずこう言う。
「あなた(彼)は義務感で私に尽くしていただけで、
あの女(レイコ)にしたように、心から愛して優しくしてくれたことはない!」

あらあら、オクサマったら(笑)

そうさせたのはほかでもない、オクサマですわよ?
彼が嫌がっていることなど、おかまいなしにご自分の我を
通してらっしゃったんですもの。「義務感」であろうとナンだろうと
取りあえずはオクサマの欲望を満たせばそれで良かったんでしょう?

それを今になって、
「あの女にしたと同じように、私に優しくして」だの
「あの女を愛したように、愛して」だの、お笑いぐさよね。

オクサマ?
まずオクサマの内部改革が必要ですわ。

そうでしゅね、「ありがとう」を言うことから始めてみまちょーね?

私は廃人なんてゴメンだわ(笑)

彼が「お前は俺に甘えていればいいんだよ」と囁こうとも
無防備に寄りかかったりはしないのよ。
もちろん、彼の愛に胡座をかいたりしないわ。

増長した妻には同情の余地は無いが、彼にも多少の
責任はあるだろう。

家庭における日常の雑務なんかも、仕事の時間を無理矢理
割いて、彼がやっていたのだから。一日中家に居て、暇を持て余しては、
文句メールばかり打ってくる妻にさせればいいのに。

・・・もっとも今では改善されましたのよ。
このワタクシがアドバイスしましたの、おほほほほ!

「そんなことは妻にしてもらうべきよ」とね。

そうよ、市役所での手続きだって、
旅行の予約だって、銀行窓口での取引だって、
お子様の学校に提出する書類に記入することだって、
文房具にお名前シールを貼ることだって、
ご近所との交流だって、お買い物だって、


…いい年をしたオクサマが、ご自分で出来ないのは「恥」ですもの。
何にでも手を貸しすぎるのはよくないのよ、ダーリン(笑)

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