これも絆、それも絆。

彼は明らかに妻のことを嫌っている。
私への手前、誇張しているのか？とも思ったが
そうでもないようだ。本気で嫌っているらしい。

夫が妻を殺めたという記事が新聞に載ると、
彼は「そうしたい気持ちはよくわかる」と言う。

なるほど彼は妻を嫌悪している。

でも私にしてみれば、彼と妻の関係は、奇妙な形ではあれ、
立派に成り立っているとしか思えない（笑）

それは何も夫婦だからというわけではなく、
憎しみを抱き合いながらも、こうして繋がり続けていることは
ある意味、「縁」なのだろうと思う。

彼は私と一緒になりたいと言う。
そして妻に離婚したいとも言った。
彼の気持ちは嘘ではないだろう。

けれども彼と妻の間には、本人達さえも抗えない何かがあり、
断ち切れない関係が確実に存在しているのだ。

そうね、それが運命ってものかもしれないわね♪
因縁と言うべきかしら？

彼にこの話しをしたら「やめてくれ」と恐ろしげに聞いてました。
ふふふ、いいじゃないの、運命。
運命、万歳（笑）

あ、こんなこと書いたら
「妻になれない不倫オンナが、離婚しない彼を正当化するために
運命論持ち出して屁理屈こねてる」とか言われちゃうんでしょうね、フフフ。

おあいにくさま、私は妻になりたいわけじゃないのよ。
…なってもいいけどね（笑）

私はただ、『彼と妻が、断ち切れない縁で結ばれているとしても
一向に構わない』…と、そう言いたかっただけなんです。

うふ♪