妻の声は恐ろしい。
脳みそは恐ろしく幼稚だ。

だいたいね。
彼と連絡つかないからって、会社に電話してくるのは仕方ないとしても
誰も出ないからといって留守電に、泣き声を録音するの、やめてもらえます?

社員たちも聞くんですよ?
痴話喧嘩を吹き込んで、それ、他人に聞かれて恥ずかしくないんですか?
神経疑っちゃいます。

ええ、ええ、私も不倫なんかしちゃって、恥知らずな女ではありますけど
その私でさえ、オクサマにはかないませんわー、オホホ!

「ぼじぼし。ぼじぼじぃー!(もしもし、といってるらしい)
 ううう(泣いてるようです)
 …でてよ!
 どごにい゛どぅどー(どこに居るの?と叫んでいるらしい)
 でんばじでよ゛ーー(電話してよと叫んでます)」

あーあー、まったく。
よりによって、それを夫の愛人チャンに聞かれちゃって、もー
情けないったら、ありゃしない。

私がちゃんと消去しておきましょ、ハイハイ。

それにしても…。
オクサマの声が、か細く、可憐で、儚げで、もっと痛々しければ…
私も少しくらいは同情しちゃったかもしれませんが。

魔女も逃げ出しそうな声です。
地獄とか、魔界を想像しちゃう声です。(コワ)
彼に同情しちゃいます。

あ。

あまりオクサマのことを悪く言うと、僻んでるみたいですし、
そんな妻を選んでしまった彼を責めることになりそうなので
このくらいにしておきますね。

もう遅いかしら?(笑)

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