隠すのね?(笑)

2002年4月24日
彼は出張前になると、たいてい自宅に戻る。
自宅からは空港への交通アクセスが充実しているので
朝の時間にも余裕があるのだろう。

ごく最近に限っては、妻と険悪なムードだからか、
自宅に戻らずに直接出張先に向かうことが続いていた。
だから今回の出張も、てっきりそうするものだと思っていた。

ところが彼は、早々に妻には自宅に戻ると伝えて
あったようだ。ふとしたことから、彼よりも先に
妻からの伝言を耳にしたことで、それがわかった。

ふふん(笑)

何も知らないフリで、彼に確かめてみる。
「明日の出張はどうするの?家に帰るの?」
・・・彼は仕事に集中して(いるフリをして 笑 )いて、
目を合わさずに「うーん・・・どうしようかな・・・」と曖昧に返事する。

あらあら。
面白くないわね。
妻には戻ると言っておきながら、私には言葉を濁すなんて。

私は何も、彼が家に戻ることを不愉快に思っているわけではない。
彼が決めたことを私に隠し立てしたり、誤魔化す態度が
気に入らないのだ。

しばらく時間をあけて、忘れた頃にまた彼に問う。

「明日はどうするの?」

彼はごく普通に(見えるように意識して)、「帰るつもりだ」と
ハッキリ宣言する。何の屈託もなく返事しているように見えて
実は彼が身構えていることはわかっている(笑)
そう、私の機嫌を損ねはしないかと、様子を窺っている。

ただし、彼はあくまでも「家に帰ること」に私が拘泥していると
思っているのだ。おばかさん・・・。

「あら?さっきは迷っていたようだけど?いつの間に
そんなこと決まったのかしら?」と、意地悪を言ってみる。

彼は何でもない様子で「うーん、色々と考えてみたけど
その方がいいかなと思って・・・別に決めたというわけでは
ないんだけど・・・」と、また曖昧に答えを濁す。

(笑)

決めたというわけではない?決定事項でしょうに。

私は仕事に集中している姿勢を崩さずに、淡々とした声で
「最初から決めていたんでしょう?」とピシャリと言う。
彼は一瞬沈黙して、「そういうわけではないけど・・・」と
困ったような顔をする。

とどめに私は「奥さまには既にそう伝えてあったんでしょ?」と
PCから目を離さずに笑いながら言う。

私が笑っていることに安心したのか
「帰るかもしれないとは言ってあるけど・・・」と、彼。

まだ誤魔化すのね(笑)

もちろん彼が自分の行動について、予定を立てるのは
自由だし、何もかもを私に相談する必要などない。

しかし、だ。

決めたことを妻には伝えておきながら、私に対しては
『まだ決めていない』ように振舞うなんて、しらけてしまう。

妻に先に言うのは全然かまわないんですが。
(今さら「あの」妻に嫉妬などないし)

決定しているのなら私にもきちんと言うべきよね、ダーリン。

(笑)

・・・私の態度が一時的にクールダウンしたのは
言うまでもない。誠実でない接し方をされたと感じたのだから
当然のことだ。
それで全てを判断するほど馬鹿ではないけれど
ちょっとしたお灸も必要ということで。

一気に気持ちを冷凍してしまうなんて、簡単なことなのよ。
あなた、わかっているわよね?(笑)


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