お姑さま

2002年4月22日
そろそろ実家に連絡を入れたら?と私が言っても
彼は面倒がってなかなか連絡しない。

話が長くなるのが面倒だと言うが、
実は母親に妻との関係について突付かれるのが
気まずいからだろう。

嫌がりながらも電話をかければ、彼は近況を報告し、
両親をいたわる言葉をかけている。
そして、ひととき穏やかな顔つきになるのだ。

私が彼に、実家に連絡するように言うのは習慣のようなものだ。

彼は人一倍、親を大切に思っているのを私は知っている。
けれども妻と揉めている現状では、親孝行もままならない。
せめて電話の一本でも入れることが彼の心を少しでも
落ち着かせるならば、と思ったりする。

と、まあ、これは事実でもあるけれど、
綺麗にまとめすぎ。私にしちゃ出来すぎよね。

うふふ、当然のことながら醜い計算高さもあるのだ。

彼の母親は、彼と妻との結婚に大反対していたという。
今では「母親の言う通りにしていればよかった」と
笑い話にしているが、たいていの若者がそうであるように、
彼はそんな反対を押し切って、妻と結婚したのだ(笑)

彼の母親は今でも彼の妻を嫌悪しているのが
ありありとわかる。受話器の向こうで彼の母親は
彼の妻のことを非難している(笑)

そう、何年も連絡ひとつ寄越さず、孫にも会わせない嫁のことを。

私はそれをすました顔で聞きながら
「悪くないわね、いい感じよ」と思いつつ微笑む。
電話をしたら?と良心から言うだけでなく
こうやって楽しでいるのが私なのだ(笑)

不倫騒動の時も、彼の母親は、当然のように
彼の妻に非があると言ってのけた。
世の奥様方からはきっと非難轟々でしょうけど(笑)

実家で食事しても、あの嫁は後片付けすらしない等々の
細かい不満が積み重なり、また、妻が彼の親に敵対心を
持っているのも感じ取れるのか、とにかく何かにつけて
彼の親の反感を買うのが妻なのだ。

彼が私によく言う。
お前が俺の妻なら、母親ともきっと仲良くできるだろう、と。

ええ、多分ね(笑)

どんなことでもうまくゆくわ、あなたとならば(笑)
小手先だけで彼の親と付き合って行くのではなく
きっと私は彼の親と親密に付き合えるはずよ。
根拠のない自信だって?
いいじゃないの、きっとそうなるんだから(笑)

今日も彼は私に言う。
お前のような妻だったらよかったのに、と。

ふふん、ダーリン。
本当にそう思うならまぁひとつ頑張ることね。

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