んもー、いいかげんにしてよね

彼と居るときに、彼に妻から電話がかかってきた。
何やら雲行きが怪しい…と思って聞いていたら
彼、いきなり激怒してる。
怒鳴りつけて電話を切った彼に事情を聞いてみた。

どうやら妻が自分の気持ちの不安定さを理由に
子供に食事を与えず放っておいたというのだ。
（そして妻の言う不安定さというのは「不倫した夫のせい」
　「夫がフォローしてくれないせい」というわけ）

彼は子供を不憫に思って怒鳴ったんだろうし
その気持ちはよくわかるけど、私は
「そんなの嘘に決まってるじゃないの」と、すぐに見抜いた。

母親が子供に対してそんなことできるわけがない。
まあ、中にはそういう馬鹿な母親も居るだろうけど
少なくとも彼の妻はそうじゃない。

なんでわかるかって？
わかるわよ〜(笑)
長年愛人やってんだから。

あの女…おっと失礼…
「オクサマ」は杓子定規で几帳面。
（だから彼が疲れるっていうのもあるんだけど）
そして情が深い（から彼にすがるんだろうけど）。
子供を放っておくなんてこと、できる肝っ玉ないのよ。
我が子を邪険にできるぐらいの冷酷な女だったら
私と彼とのことが発覚したときにも、もっと残忍な方法で
私を叩き潰すことだってできただろうし。
まあ、それは置いといて(笑)

そんな言い草、彼に対する「いじめ」でしかないのよ。
日頃、彼が家に帰るのは100％子供のため。
自分がSOSを出しても無視されるのに
子供のこととなると即対応、即帰宅の彼…
妻がそれを快く思っているワケがない。
彼の宝である子供を邪険にした、と言うことで
彼の関心を惹きたいだけなんだってば。

まあ、彼的には子供を人質に取られてるも同然ですから。
ある程度、妻に付き合うしかないわけで。
睡眠時間を削ってでも妻の愚痴に付き合わされるわけです。

電話の向こうで泣いて喚いている妻は、冷静に見て
馬鹿でした。いえ、蔑むわけではないんですのよ？
彼に言い返す内容、的が外れすぎてます(笑)
気が弱すぎます。泣いてちゃダメでしょ？
もっとしっかり主張しなさいよ。あなたの言い分はこうでしょ！
…と、味方しちゃいたいぐらい手ぬるいです。

やっぱり妻は私なんかよりずっとずっと可愛いですねー。
程よくオバカちゃんです。
ちょっと危機感すら感じましたわね。
このままじゃ、私より妻の方が可愛げがあると
彼が思っちゃいそうです。そうです、レイコより
妻の方がマシだ、楽だ、そう思いそうです。

オクサマ、あの手この手で彼にすがりついてるのが
あなたの人生なの？あー、もったいない（笑）

やっと電話が終わって私たちは一緒に寝ました。
あまりにも電話が長くてセックスできませんでしたけど（苦笑）
そんなのはどうってことないです。
おいでと彼が言い、私は彼の腕の中で丸くなって
眠りました。ふふ、今日も素敵な一日だったわ。